お薬の情報
薬剤の情報です
最近、2種類の薬をあわせて効果を高めた薬の開発が進んでいます。
降圧剤としては、利尿剤が歴史的には初めての降圧剤です。最近はあまりメインでは使われなくなりましたが、良好な血圧の下降が得られるのは事実です。
ARBというメインで使われている降圧剤にこの利尿剤を組み合わせた薬が何種類かでています。ARBの量と利尿剤の量の組み合わせが各社さまざまです。
■ARB/HCTZ配合錠の成分含有量
ミコンビ配合錠AP テルミサルタン40mg/ヒドロクロロチアジド12.5mg
ミコンビ配合錠BP テルミサルタン80mg/ヒドロクロロチアジド12.5mg
※「ミカルディス」。日本ベーリンガーインゲルハイム、アステラス製薬。
エカード配合錠LD カンデサルタンシレキセチル4mg/ヒドロクロロチアジド
6.25mg
エカード配合錠HD カンデサルタンシレキセチル8mg/ヒドロクロロチアジド
6.25mg
※「ブロプレス」。武田薬品工業。
コディオ配合錠MD バルサルタン80mg/ヒドロクロロチアジド6.25mg
コディオ配合錠EX バルサルタン80mg/ヒドロクロロチアジド12.5mg
※「ディオバン」。ノバルティス ファーマ。
プレミネント錠 ロサルタンカリウム50mg/ヒドロクロロチアジド12.5mg
※「ニューロタン」。万有製薬。
院長からのアドバイス↓
基本的には季節型インフルエンザと同様の対応でよく、日本での致死率は諸外国に比して低率です。マスメディアの騒ぎに便乗しないようにしましょう。慌てず騒がずです。
疑いが強いときは、迅速キットで陰性でもタミフル、リレンザを使用しましょう。タミフルで報道された異常行動は、リレンザでも発生し、また投薬のないインフルエンザ罹患者でも認められています。高熱を出している時にはいずれの場合でも注意が必要です。
タミフル耐性といわれていますが、臨床的に効果は変わらないと言われています。
罹患後、1週間は周囲への感染性があるので、外出を控えましょう。
ワクチンは罹患を防ぐものではなく、重症化を防ぐものであることを忘れないようにしましょう。
介護保険
10月申請分から介護認定の一次審査の算定方法が変更となります。4月からの変更が「改悪」であり、介護度がさがって判定され、必要な介護給付ができなくなったためです。これに伴い、経過措置であった介護度の維持もなくなります。
よりよい介護認定に変わっていることを願うのみです。
院長からのアドバイス↓
一次審査は、調査員の調査書と主治医の意見書をコンピューターが分析して計算します。調査書のチェックをしっかりしておくことが一次判定がきちんとでるために必要です。主治医意見書はあまり反映されません。
二次審査は、医師を部会長とする審査会で検討します。介護度が低いと思われるとあげるように検討するのですが、そのときには、「特記事項」としてどれだけ介護の手間がかかっているかを書いているかで左右されます。日常的に(毎日)○○なので、××という介護の手間がかかる、という表現が必要です。